2024年2月27日火曜日

☯️養生ようじょう気功は、人間を自然界の一部ととらえ、陰陽五行思想・理論に基づく、自己の心身鍛錬法です。
姿勢と呼吸と意守・意念を合わせて、「正気せいきを集め増やし巡らせる」「気の陰陽配置を整える」「経絡に沿って邪気じゃきを外に出す」修練をしましょう。

修練の効用の一つに、未病(発病には至らないが軽い症状がある状態)を治すことがあります。毎日の修練の目的はまず心身とも健康になる、つまり生命を維持し自己実現をする、そして長生きすることです。

鹿児島市 仙巌園御殿の中庭

池の八角形の窪みは陰陽を表すとの説明があり、

太陽がちょうど陰陽の光景を作っていました(2024.2.13)





☯️陰陽は制御を表し、五行は方向性を表すと言われます。

☯️陰陽思想は、中医学及び気功の理論の重要な一つで、自然界や人体のあらゆる現象を「陰」「陽」2つの相反する性質に分けます。互いが存在することで己が成り立ち、互いにバランスを取るよう作用します。量的には陰が増え ると、陽が減り、陽が増えると、陰が減ります。質的には陰が極まると陽に転化し、陽が極まると陰に転化します。また陰の中に様々な段階の陽が息づき、陽の中に様々な段階の陰が息づくとします。


・気は「陽」、血けつ(中医学では、気と共に生命活動の根本、全身に各組織や器官に栄養分を運ぶための物質と考えられている)は「陰」。
・身体全体について言えば、背面・上半身・左半身は「陽」、正面・下半身・右半身は「陰」。
・呼吸について言えば、吐く・排出は「陽」、吸う・補充は「陰」。
・日は「陽」、月は「陰」。太陽に顔を向け、また月明かりで練功(気功の練習)することで、陽の気、陰の気を増やせる。
・昼は「陽」、夜は「陰」。昼と夜の11~1時は陰陽交合の時間であり、陽を固め、陰を補うので、練功によい。
・春夏は静功をよく行い、陽を養う。秋冬は動功をよく行い、陰を養う。

☯️五行思想は、自然界や人体のあらゆる現象の「木、火、土、金、水」5つの局面が、互いに相生と相剋の関係を持ちながら、変化し続けるとします。五行が陰陽に分かれて、十干(きのえ(木の兄)甲・きのと(木の弟)乙、ひのえ(火の兄)丙・ひのと(火の弟)丁、つちのえ(土の兄)戊・つちのと(土の弟)己、かのえ(金の兄)庚・かのと(金の弟)辛、みずのえ(水の兄)壬・みずのと(水の弟)癸)になります。
中医学及び気功では、五臓、五官、五味、五色など、五行を根拠とする原則があり、病気の診断と治療に用います。
五行の相関図



























参考:「中国伝統医療気功養生学」萬蘇建、八卦循導功本部 2002

   「ARTIニュースレター」26~121号 巌美稚子、国際リラクゼーションセラピー協会 1995-2004

   「改訂版 病気を治す 気功療法実践」劉貴珍 著、李敬烈 訳、新泉社 2021

   「気功 その思想と実践」廖赤虹・廖赤陽、春秋社 1998, 「増補新装版」2012

   「医療気功」鵜沼宏樹、春秋社 2001


足を乗せているのは桜島・湯之平展望所の
床の写真ですが、噴煙を上げていた南岳が翌日、
今年4回目の爆発的噴火をしたそうで驚きました(同日)
















☯️気功教室@徳正寺 

ご本堂の13世紀後半に作られた阿弥陀如来像に見守られる、ありがたい機会です。気功は自分のいる場所で、身体(魂の入れ物)を管理していく術かとも思います。ご参加をお待ちしております。

毎月27日 10時〜11時半 ※次回は2024年3月27日(水)す。
ご予約をお願いいたします。

 費用:月1回 3,000円(ご一緒にご予約の場合 お二人分1回 5,000円
           (震災移住者・学生は半額)
 持ち物:大きめタオル、飲み物、楽な服装
 ご参加の際、体調管理は各自でお願いいたします。

真宗大谷派 徳正寺 https://www.tokushoji1476.com/
住所:京都市下京区富小路通四条下る徳正寺町39番地 
アクセス:阪急線 河原町駅より、西へ徒歩9分
     阪急線 烏丸駅・地下鉄烏丸線 四条より、東へ徒歩9分


☯️町家遊子庵  気功教室スケジュール
日時:月6回程度開催、各回90分、こちらもご予約をお願いいたします。
第一・第三 火曜日(昼)15:30〜(3/5. 3/19)
第一・第三 火曜日(夜)19:00〜3/5. 3/19)
第一・第三 水曜日(朝)10:00〜(3/6)
(上記の日、13:00~は英語での町家と気功体験会 詳細は takakoblyth-qigong-en.blogspot.jp)

 費用:月1回 3,000円、月2回 5,000円(ご一緒にご予約の場合 お二人分1回 5,000円)
   (震災移住者・学生は半額)
 持ち物:大きめタオル、飲み物、楽な服装
 ご参加の際、体調管理は各自でお願いいたします。

町家遊子庵 https://www.yuprojectkyotokyoto.com/yushian0-membeers 二階大広間にて
住所:京都市中京区室町御池上る御池之町305番地 Townhouse Yushi-an 遊子庵
アクセス:京都市地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅より、北西へ徒歩3分
     烏丸通から二筋目の室町通を北へ、西側8軒目

 
☯️お申込み・お問合せ先:ブライス多佳子  takakoblyth@yahoo.co.jp

☯️ライス多佳子 略歴
1962年福岡市生まれ。高校から哲学に興味をもち、同志社大学文学部 文化史学専攻卒業。
大学医学部や薬科大学等の研究室秘書を18年務める。
1994年から八卦循導功を故巖美稚子先生に師事。2013年北京本部で萬蘇建先生より講師資格を受ける。
米国人の夫と二男一女あり。京都市在住95歳母は介護保険のおかげで実家にて独居中。

☯️これまでの主なブログ記事
2024年1月「英語資料2」自然療法セミナー報告12」
2023年11月「英語資料1」
2023年10月「英語のHP
2023年9月講演会 静坐・禅仏教・マインドフルネスが出逢うところ 報告
2023年8月自然療法セミナー報告11」
2023年5月「胡麻の葉:青蘘せいじょう」
2023年4月薬草の森公園整備報告10」「自然療法セミナー報告10」
2023年3月ジョイントライブ@六甲 報告 
2023年2月沖縄への初旅」「ラジオ出演2」
2023年1月震災移住者支援会のお誘い 小周天2」
2022年11月震災移住者支援 気功練習会のお誘い 薬草の森公園整備報告9」
2022年10月NPO研修旅行報告」
2022年9月「チラシ「米国帰省のこと」
2022年8月顔を育てるメイク教室報告2」「寺子屋トリビア報告」「自然療法セミナー報告9」
2022年5月「寺子屋トリビア案内」「自然療法セミナー報告8」
2022年3月「自然療法セミナー報告7」
2022年2月「北京本部の写真」
2022年1月「冬の野外気功報告「薬草の森公園整備報告8」
2021年11月「秋の野外気功報告遊子庵まちや塾報告」「薬草の森公園整備報告7」
2021年10月「顔を育てるメイク教室報告1
2021年9月「遊子庵まちや塾 薬膳と緑茶 案内
2021年8月「気功教室@徳正寺 開始」「薬草の森公園整備報告6」
2021年6「薬草の森公園整備報告5」「自然療法セミナー報告6」
2021年4月「春の野外気功報告」「不眠症・良質の眠りのために」
2021年3月「小周天1」「自然療法セミナーへのお誘い」
2021年2「春・春の土用の養生法」「二十四節気と七十二候」
2021年1「薬草の森公園整備報告4」
2020年11「冬・冬の土用の養生法」
2020年10「秋・秋の土用の養生法」
2020年8「薬草の森公園整備報告3」
2020年7気功の練習時間帯」
2020年6月「
京都市国際交流会館・交流事業の気功教室開講
2020年1月「お正月のつどい報告4」「自然療法セミナー報告5」「薬草の森公園整備報告2」
2019年10月「万蘇建先生からの返信」
2019年9月「徳正寺ブッダカフェ気功体験会報告2」「自然療法セミナー報告4」
2019年8月「自然療法セミナー報告3」「宇城道塾実践公演会報告」
2019年7月「気功発表会(七夕会)報告2」「自然療法セミナー報告2」
2019年6月「夏・夏の土用の養生法」「五行の色体表」
2019年1月「お正月のつどい報告3」
2018年12月「脚の経絡」「脚のマッサージ」
2018年11月「冬の養生法」
2018年10月「薬草の森公園整備1」「自然療法セミナー報告1」
2018年9月「
徳正寺ブッダカフェ気功体験会報告1」
2018年8月「夏休みのつどい報告2」「気功発表会(七夕会)報告1」
2018年6月「顔のツボ」「顔ストレッチ」
2018年5月「野外気功体験会報告」
2018年3月「お正月のつどい報告2」「三条ラジオカフェ出演報告1」
2017年12月「経絡 流れの方向とつながり方」「経穴 手・腕のツボ9例」
2017年10月 「ハンドマッサージ」
2017年9月「北京本部研修報告」
2017年8月「夏休みのつどい報告1」
2017年7月「チベット体操教室案内」
2017年3月「気功とは」
2017年2月「周易講座報告」
2017年1月「お正月のつどい報告1」「気功教室について」